ならんのITと読書と共に生きるブログ

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10年後の仕事図鑑 著:堀江貴文、落合陽一

この本を一文で表すと、
これからの時代をどう生き抜いていくのか?
自分が自分らしく好きなことをして生きていくには何をすれば良いのか?という指標が書かれています。

10年後の仕事図鑑

10年後の仕事図鑑

第一鑑 今までの「常識」が「非常識」に変わる世界!?

そもそも、今まで自分達が常識だと思っているものはいつ出来たのだろうか?

近代の冠婚葬祭やしきたりや工場で働くといった働き方が規定され始めたのは、約250年前のことです。
フランス革命が起こり、「フランス人権宣言」が1780年代に制定された。この時に職業選択の自由やキャリアと言った考えが生まれました。
このようにフランス革命前後で、これまでの特権階級から、市民主体の政治へと変化しました。




このように、昔の常識が今の非常識へと変わることがあります。また、今の常識は、昔の非常識であることも多いです。
例をあげましょう。10年前、AppleiPhoneが発表された時、世間のほとんどは注目せずに、今のガラケーで十分でしょ?と考えていた人が多かったです。

しかし、今周りを見渡すとどうでしょうか?



ほとんどの人がスマートフォンを持ち、「ながらスマホ」などをしています。このように、今までの常識が覆さ常識が常識ではなくなることが多々あります。

そのため、今までの「常識」が「非常識」に変わる世界はすぐそこに迫っているのです。




第二鑑 今の仕事って全てなくなるの?

そもそも仕事ってなんでしょうか?
ネットで検索すると、

何かを作り出す、または、成し遂げるための行動。

とあります。
つまり、新たな仕事が生まれる、消えると言うことは何かを作り出す必要が無くなった時に消えるのです。

これは、「社会システムの要請によって生まれるもの」とも言えます。

今、いわゆる仕事として、言われているサラリーマン、これは高度経済成長以後40年間の古い社会システムによって生まれたものがメインです。

最近、新しく「仕事」として生まれたユーチューバーやブロガーなどは、2000年代に生まれたものが多いです。


ユーチューバーは、テレビでは見れない、個人の嗜好にあったものを提供してくれる仕事。ブロガーはネットなどに転がっている情報をわかりやすくまとめる仕事。


このように、仕事は社会システムの要請によって生まれるものです。



第三鑑 社会システムやAIによって最適化されることで、救われる業界もある⁉︎

「AI」によって最適化されることで、救われる業界の1つに医療福祉がある。

その例として、低賃金で大変だと言われている仕事に「介護」がある。しかし、大変だと言われている理由は主に、人々の搬送や輸送、および安全管理に多くのリソースを咲いてしまっていることが主な原因です。

そのため、これらのことを「AI」やロボティクス技術で解決し、人間にしか出来ない仕事をやれるようになったら、「介護の仕事=低賃金」と言う構図から脱出できる。

そして、介護業界にある本質的な問題をいくつか解決できたとする。
そうすると、介護業界はほかの業界のように「付加価値」によって介護サービスを受ける場所を決めるようになるため、そこに競争意識が生まれていく。

競争行きが生まれると言うことは、良いサービスをする人員を確保するために、介護師の賃金を上げると言うことにも繋がる。
そうなった時、介護業界が「介護の仕事=低賃金」という構図から脱出できるであろう。

このようにいい意味で仕事が奪われることによって、救われる行会があるのが理解いただけただろうか。



第四鑑 生まれる仕事となくなる仕事

「AI」が登場したことで、あらゆるものに市場原理が働き、最適化される。いったい、どんな仕事が生き残るのか?また、新たに生まれるのか?

なくなる仕事を大きく分けると

  1. 給料が高いため、機会を導入した方が安くなる仕事。
  2. 低コストで、定型化している仕事。
  3. 人を使うよりも機会を使った方が人への負担が減る仕事

この3つに大別できる。

逆に生まれる仕事としては、

  1. ドローン関連
  2. VR、MR
  3. AIを使う仕事

この3つに大別できる。

このように、今はまだ仕事としては成り立っていないような業界も作られていくので、仕事がなくなると言って悲観する必要はない。





第五鑑 未来を生き抜くには?


ポジションを今すぐに確保しろ。

今ポジションを確保しておかないと一生ポジションが確保できなくなってしまう。
現在ポジションを取るためのコストは急激に上がりつつある。

2,3年前に仮想通貨を持つことはコスト的に見て相当低かったが、今仮想通貨を持とうとしたらコストが大きくなる。
2017年を境にビットコインが急激に価格を上げた。このような現象があらゆる場所で、起こりつつある。
このように突発的な価格や価値の上昇が起こる前に、ポジションを取らなければ手を出せなくなる。
つまり、手を出そうとしても手を出せなくなるということだ。


最近、仮想通貨のICOが盛んだ。しかし、上場前の仮想通貨を売買する人たちが多くなってきた。そのため、政府はそれらをやる人たちをインサイダー取引として検挙しようとしている。

このように、手を出そうとしても手を出せなくなる事例がすぐそこまで来ている。


そのため、スピード感を持ち、ここ1,2年で始めなくては仮装通過とかの大きな波に乗り遅れ、もう手遅れになるかもしれない。



たとえ、トップを獲っても油断をしないこと

機械で代替不可能な価値を生み出すには、
「ある経済圏の中で、その人しか出来ない状況を作る」
ことが重要です。
しかし、これが既にできていたとしても油断してはいけません。王座をとったからといって油断をしたら、すぐにそのポジションは奪われてしまうでしょう。

油断をせずに結果を出し続けている人の例として「イチロー」選手を本書では上げています。

イチローさんはとあるインタビューでこう言ったそうです。
「僕は天才ではありません。なぜかというと自分がどうしてヒットを打てるかを説明できるからです」

この言葉から、イチローさんは生まれつきの「神懸かり的な野球の天才」ではなかった。しかしイチロー選手は「”誰でもできること“を、“誰にもできないほどの量”を継続したから結果を出せた」のです。


ここには油断も慢心もありません。好きなことにただ一生懸命に真摯に向き合い、それを継続できたから、あのような超人的な結果を出すことができたのです。

あとがき

この本では未来の仕事についての予想とどうすれば、これからの世界をよりよく生きていけるのか?
ということについて書かれている。

自分はこの本に書かれていた考え方などをもとに色々なことにチャレンジして生きたいと思った。


これからの人生が楽しみだ!



追伸

ゼロや多動力についても書いたのでそちらもどうぞ
https://acfoapon.hatenablog.com/entry/2018/06/14/232327

マンガで分かる「多動力」前編 原作:堀江貴文 - ならんの日常



この本にはまだ色々な考えがあります。自分が書いたこの記事は自分が共感できたものを書いているだけなので、この本全部を網羅しているわけではありません。


そのため、もっと考えが知りたいという方は購入することをお勧めします。



10年後の仕事図鑑

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