火のないところに煙は 著者:芦沢 央
あらすじ
「神楽坂を舞台に怪談を書きませんか」。突然の依頼に、かつての凄惨な体験が作家の脳裏に浮かぶ。解けない謎、救えなかった友人、そこから逃げ出した自分。作家は、事件を小説にすることで解決を目論むが――。驚愕の展開とどんでん返しの波状攻撃、そして導かれる最恐の真実。読み始めたら引き返せない、戦慄の暗黒ミステリ!
感想
※ホラー小説じゃない小説だと思っていました。
静岡県の本屋大賞ということで、紹介されていたので、手に取りました。
最初読んでいた時は、「走れメロス」のように短編小説集なのかな?長編小説だと思っていたのにー
失敗した、、と考えていました。しかも、ホラー苦手なのに帯見たらホラーって書いてあるじゃん。「まじかよ、買わなきゃ良かった」と考えていました。
しかし、読み進めていくとめちゃくちゃ面白いです。
どのように面白いかというと、最後の方に行くにつれて短編小説集だと思っていたのに、ちゃんと繋がりがあることに気づけるからです。(詳しくはネタバレになってしまうので言いません)
ちょっと速読気味に読んでしまったので、鳥肌がゾワゾワと立つような感覚を僕は得られませんでした、、。もう一度読み進め始めているのですが、章ごとに恐怖を感じ始めています。結末を知って2回目を読んでいる僕ですら、恐怖を感じるので始めて読んだ方は恐怖を感じることは間違いはないです。
なので、ホラーに耐性がない方が読むのはオススメしないです。しかし、ホラーは別に平気orホラー歓迎という人は読んでも楽しめるんじゃないか?
と感じました。
評価
1ー10の10段階評で価最大は10です
楽しんだ度7
再読可能性8
ミステリアス度9
総合おすすめ度8
「ミステリー+ホラー」を読みたい方には超おすすめな作品です!
僕は、ちょっとホラーが苦手なので、最初は楽しめませんでした。そのため、評価が少し下がってしまっています。
でも、一度は読んで欲しいと思うくらいストーリーは面白かったです!
追記
明日は、「探偵AIのリアルディープラーニング」を更新します。