まとめ・書評 まんがでわかる地頭力を鍛える 著:細谷 功
この本は、地頭力というものがどのようなものであるか?また、それを手に入れることで、どう生かされるのか?
ということについて書かれています。
僕の感想、まとめを見ることで買いたいと思っていただければ幸いです!
1力、頭の良さとは?
まず、そもそも頭の良さとは何でしょうか?
- テレビで見るクイズ王のように色々なことを知ってる「物知り」タイプ
- コメディアンや司会者のように空気を読み、円滑に物事を進める「機転が利く」タイプ
- そして、エリートサラリーマンのように未知の領域で問題を解決する「地頭力を持つ」タイプ
頭がいいと呼ばれるのは、大まかにこの3タイプに分けることができます。
しかし、1番の「物知り」タイプではビジネスを乗り切ることができません。
3つの理由があります。
まず1つ目
インターネットの発達で情報は既に誰でも容易に得ることが出来る。
次に2つ目
世の中の動きが早く情報が陳腐化しやすい。
最後に3つ目
過去の成功体験や法則が未来の成功に役立つか限らなくなっている。
ですが、「機転が利く」、「地頭力を持つ」この2つのタイプは能力が陳腐化することがありません。
「機転が利く」タイプは円満に物事を進める上で、必要なコミニュケーション能力があるからです。
また、「地頭力を持つ」タイプは未知の領域問題解決をする能力があるからと言えます。
なので、知識でこれまでの局面を乗り切って来た方達は、「物知り」タイプから「地頭力がある」タイプへと進化しましょう!
2力、あなたは何タイプ?
「物知り」タイプの特徴として、以下のことが挙げられます。
- インターネットなどで情報収集するのは得意だが、自分の意見を求められると言葉に詰まる。
- アイディアは豊富でいろいろ提案をするのだが、「要するに何が言いたいの?」と言われることがある。
これらは自分の頭で考えることをしていないので起きている現象です。
「地頭力を持つ」タイプは、「今ある情報で出来ることは?」と考えます。
そのため、記憶や経験を頼りにものごとを解決しようとするのが「物知り」タイプ
今ある情報や今の条件で解決出来ないか?と考えて解決しようとするのが「地頭力を持つ」タイプと言えます。
3力、地頭力とは?
地頭力は三つに分けることが出来ます。
- 仮設思考力
- フレームワーク思考力
- 抽象化思考力
この三つです。
それぞれを説明しましょう。
仮設思考力とは?
「結論から考える」思考のことです。
例えば、迷路などを解く時にゴールから入口まで行くのと入口からゴールまで行くのはどちらの方が簡単でしょうか?
もちろん、ゴールから入口です。
そのため、仮説思考力が必要です。
フレームワーク思考力とは?
フレームワーク思考力は「全体から考える」思考法のことです。
人が会話するに当たって一番気をつけないといけない点は、コミュニケーションの齟齬です。
コミュニケーションの齟齬が起こる要因として、主観的な事実や感情をしゃべっているという事が挙げられます。
また、人は思い込みや感などで間違った方向に進んでしまうことがあります。
「思い込みの激しい」人の特徴として、「周りにわかってくれない人が多い」「人が自分の話を聞いてくれないなどが挙げられます。
その予防、解決策としてフレームワーク思考があります。
フレームワーク思考を良く理解するために、一例を挙げます。
例えば、Google MAPを見てください。
自分が今居る場所や目的地の最短ルートが簡単に割り出せます。
また、それによって目的地に迷いなく進むことが出来ます。
これが「全体から考える」という事です。
もし、地図も持たずにその場の判断や勘などで進んだら目的地にたどり着くことができるでしょうか?
出来たとしても目的地へ着く時間は最短ルートで行く時間に比べて数倍かかります。
ビジネスの世界でもこれは同じです。
思い込みや勘などでどんどんと間違った方向に進むことも多いです。
このような思い込みや勘などで間違った結論を出さないようにする。また、コミュニケーションの齟齬による時間の無駄遣いを減らすといった目的で、この思考法は役立ちます。
抽象化思考力とは?
抽象化思考力を一言で言うと「単純に考える」ということです。
まず、抽象化思考力に必要なのは「本質と関ない部分をバッサリと切り捨てること」です。
例を一つ挙げます。
- コーヒーを抽象化すると何になると思いますか?
答えは、シンプルに「飲み物」です。
この用に抽象化するということは、とてもシンプルに考えるということです。
また、分厚い参考書やこの本も30秒程度あれば、この本に何が書かれているのか説明出来ます。
抽象化思考力が身につくと、
課題がある時に課題の本質を抽象化して、類似のものから解決の方法を導くことが可能となります。
この写真を見てください。
この写真に合わせてみると、
①今の課題の本質を抽象化する。
②類似した事象を参考に解決策を練る。
③今の課題に条件にあい、解決できるか確認する。
というステップです。
最後に
この本をまとめて見ましたが、いかがでしたか?
僕はこの本をまとめることで、本をより理解できました。
また、僕は「物知り」タイプだったのでこれからは「地頭力を持つ」タイプの考え方を真似してみようと思います。
追伸
この本のイラストが可愛くて購入した本ですが、とてもためになりました。
この記事を読んでくれた、画面の前のあなた、下記のURLを押せば、即家に届きますよ!